「ピンポーン、ピンポーン」
インターホンが鳴った。
時間は19時か20時頃だった。
あれ?今日って誰か来る予定だったかな?
事務所には、夜になるとメンバーが数人来るのが日常的なのだが、その日は特に誰が来るとは聞いていなかった。
そしてメンバーであれば、とりあえずインターホンを鳴らして、
ドアが開く気配は無い。
私はインターホンの受話器を取って
「はい」
と言った。
すると、受話器から聞こえてきたのは
「あのー、○○○○が欲しいんですけど。」
というおばあさんの声だった。
良く聞き取れなかった私は
「はい?なんですか?」
と聞き直した。
「あのー、カンチョウが欲しいんですけど。」
(え?カンチョウ?)
一瞬考えた後、事態が飲み込めた。
この事務所は2階建ての建物の2階にあるのだが、
そして1階は薬局になっている。
しかしこの日は薬局は休みだった。
おばあさんは薬局の入り口が閉まっているので裏口に回って直接浣
「えーと、ここは薬局じゃなくて一般の家なんです。」
と説明するも
「あの、お腹が張っちゃって、浣腸が欲しいんですけど…。」
と、わかっていただけない模様。
「ちょっと待って下さいね。」
と、階段を降りてドアを明ける。
パジャマ姿の80代くらいの小さなおばあちゃんがそこに立ってい
「あのですね、そこは薬局なんですけど、
「あぁ、そうなんですか。でもお腹が張っちゃってねぇ。
「ババア!違うって言ってんだろうが!」などと、
「薬局の人がいるか確認してみますね。」
と、裏側に回ってみた。
窓も真っ暗で、中に人がいる気配は無い。
インターホンが見当たらなかったのでドアを叩いてみた。
しかし反応は無し。
「やっぱり誰もいないみたいですね。」
と、後ろを着いてきたおばあさんに言う。
「そうですか、アタシ近所に住んでるんだけどね、
と、浣腸の説明をしようとするので
「あ、浣腸、わかりますわかります。」
と慌ててさえぎる。
「とにかく薬局は今日はおしまいみたいですね。」
「そうですか、すみませんねぇ。」
と言って狭い通路を歩いて行く。
歩きながら
「とにかくお腹が張っちゃってねぇ。」
とつぶやくおばあさん。
「大変ですね、お大事にしてくださいね。」
と言って見送った。
あとから考えたら、ちょっと歩いた所に、
おばあさんのお腹の張りが無事に解消された事を祈るばかりである
( ̄ー ̄?)
返信削除ボリ様
削除(*´∀`*)
おお、そのお婆さんは多分、FBIの秘密捜査員だよ!!
返信削除油断するな!気をつけろっ!
ゆみてぃ
削除まじでか!
児童ポルノ画像全部処分しておかないと!
やっべーやっべーーー