2012年6月3日日曜日

無灯火二人乗りへ、友人から一言モノ申す!

夜、友人と一緒に自転車で走っていた時の事。


薄暗い小道に、自転車に跨ったおまわりさんが佇んでいた。

おそらく無灯火や二人乗りの自転車を取り締まっているのだろう。

そこを通り過ぎてしばらく走っていると、前方から無灯火及び二人乗りの男女の自転車が走ってきた。私は特に何も思わなかったのだが、彼らとのすれ違いざまに友人が一言。

「ライト点けた方がいいですよー」
 と。

相手が非常識なクソガキならば
「はぁ?うるせぇよ!」
とでも言われそうな所だが、すれ違った後に振り返って見てみると、彼らは自転車を降り、男が自転車を押しながら二人で歩き出していた。

彼らが、他人の忠告を素直に受け入れる真面目な子達だったのか、それとも友人の一言でおまわりさんが潜んでいる事に気づいたのかはわからない。

しかし、どんな人間なのかもわからん奴らに躊躇なく忠告するその友人に、私は感心した。

車同士だったりすれば、ライトの点滅で合図したりする事はあるだろう。

しかし自分は見ず知らずの人間に声かけてまで注意を促す、という事はなかなかできない。

かっこいい、と思った。