2011年3月9日水曜日

初めての一人焼肉

今年の正月の話ですが…。


奥さんは元日から仕事。

昼ごはんどうしようかと考えた末、初めての一人焼肉に挑戦してみようと決意。

近所の安楽亭ならランチメニューが1000円で食べられる。

さっそく1000円を握りしめて安楽亭へ。


昼時だけど、店内はガラガラ。

みんな家で一家団欒でもしてるのかしら。

「(正月早々)お一人様ですか」

という店員の問いに笑顔で頷き、席につく。

上着を脱ぎ、おしぼりで手を拭き、店員が足早に運んできた水を一口飲む。

「ご注文お決まりになりましたらボタンでお呼びください」

と言って立ち去る店員を横目に見ながら、早くも私は異変を感じ取っていた。

「おかしい…何かがおかしい…」

テーブルに置いてあるメニューを見渡す。

「ない…ない…ないぞ…!」

意識が遠くなりそうだった。

「ランチメニューが置いて無い!」


高まる鼓動を押さえながら、とりあえずボタンを押して店員を呼ぶ。

私「すみません、ランチメニュー…」

店員「申し訳ございません、本日はランチメニューやっておりません。」

私「……」

しばしの沈黙…。


私「1000円ちょいしか持ってないんですけど…」

店員「あー、でしたら…定食はご注文できませんね…」

私「…そうですよね。」

しばしの沈黙…。

私「今日、ランチメニュー食べようと思って来たんです。」

店員「申し訳ございません。」

私「…じゃあ…帰ります。」

店員「申し訳ございません。」


というわけで、初の一人焼肉への挑戦は失敗に終わったのであった。

人は失敗を繰り返す事によって成長するものなのである。

本当の失敗とは、失敗を恐れて挑戦しない事なのである!!